一般的にエアコンの工事をする場合には、例えばマンションの場合ですと、まずエアコンをどこに設置するのかということを決めて、次に室外機をベランダに設置するということをしますよね。エアコンはリビングルームである場合もありますし、寝室に設置する場合もあります。お子さんがいるご家庭であれば、子供部屋に設置するということもあります。マンションの一室の場合は、一戸建てで言えば平屋建てのようなものになるため、通常は室外機をベランダに設置するということが殆どになると思います。

エアコンの標準工事とは

以上のようなエアコンの取り付け工事は、一般的に標準工事といいますが、実際にエアコンの取り付け工事の標準工事の定義は次の4つとされています。
・室外機が室内機と同一階のベランダや地面置きに設置する工事
・冷房配管や電線、排水ホースなどを通す穴が壁に空いている
・エアコン専用の単独回路コンセントがある
・取付用の部材は、使用M数が4M以内で、今まで使用していた部材をしようすることが出来るというものです。

通常エアコンを設置する場合には、同一の階数に室内機と室外機を設置しますよね。1戸建ての家であっても1階の部屋に設置するエアコンの室内機に対応する室外機は基本1階に設置しますし、2階の部屋に設置するエアコンの室内機に対応する室外機は基本的には2階に設置します。その理由としては、室内機と室外機をつなぐ配管が長ければ長いほど、作業の時間がかかりますし、配管の設置も家の中に設置することは出来ませんから、結果的に家の外に配置するということになります。このような通常であれば、行わないようなエアコンの取り付け工事をエアコンの特殊工事といいます。

家やビルなどの状況によってエアコンの特殊工事をする必要があるのですが、大きく分けますと、
・エアコンの室外機の設置場所が特殊な場合
・設置するエアコンと電気系統が合わない場合
・化粧カバーを取り付ける場合
・配管に関するオプションが伴う場合
・冷媒ガスの補充が必要な場合
とがあります。

エアコンの室外機の設置場所が特殊な場合

室外機を設置するには十分なスペースが必要になりますが、場所が狭い、動かせない障害物があるなど、空間を確保できない場合には、特殊な設置方法を用いる必要があります。実際にどういうケースがあるのかというと
・天井に吊る
・壁にかける
・屋根に置く
・二台の室外機を上下に重ねて置く
・地上に室外機を置いて、そこからパイプを目的の部屋の室内機にまで伸ばす
といった方法があります。これらの方法は標準工事と比べると、様々な作業が必要になるため、料金も高くなります。

設置するエアコンと電気系統が合わない場合

エアコンの中には、家庭用の電源では稼働しないものもあります。特に業務用などの強力なエアコンの場合、家庭用コンセントでは電圧が足りず、商用電源が必要になるため、別途オプション工事が必要になります。具体的には
・コンセントの種類と電圧の変換
・ブレーカーの増設
などの工事が別途必要になります。

化粧カバーを取り付ける場合

工事の状況に応じて配管に化粧カバー(配管カバー)を取り付けることが出来ます。カバーの取り付けにはどういう効果があるかというと、見た目をすっきりとさせて外観を向上させる効果があるほか、配管をテープとカバーの二重に保護することで劣化や損傷を防ぎます。特に室外に伸びる配管は、風雨や直射日光に晒される、飛ばされてきた物がぶつかるなど、損傷する可能性が室内に比べて高い傾向にあるため、カバーによる保護効果を見込めます。

配管に関するオプションが伴う場合

室内機と室外機との間に距離がある場合に、配管の延長を行う必要があり、追加の工事が発生します。

冷媒ガスの補充が必要な場合

冷媒ガスが抜けてしまっている場合があり、その場合は補充する必要があります。